以前から欲しかった「ダマスカスの包丁」。
amazonで「貝印 関孫六 ダマスカス 三徳包丁 (165)」が6400円(プライム価格、
送料無料)で売っていたのでついつい 購入してしまいました。
【レビュー】
(切れ味)
じゃがいも・・包丁を入れると少し抵抗を感じましたが、つぎの瞬間、「ストン」と まな板を叩きました。
これは細身の割り込み包丁をきれいに研磨した包丁と同レベルです。
鋼の割り込み包丁は「切れ味」は鋭いのですが鋼部分が錆びてしまいます。
関孫六のダマスカス包丁は「ステンレス」製なので刃先が錆びてしまうことはありません。
【「包丁」研ぎ屋さんのレビュー】
「包丁」研ぎ屋さんとしてのレビューをしたいと思います。
刃の部分は大きく3つに分かれます
【本体部分】
ダマスカス模様のきれいな部分です。
画像Aは包丁を少し拡大したものです。
本体は特性の異なるステンレス鋼材を32種類積層構造で鋳造されたものです。
強度と研ぎやすさを持ち合わせた包丁に仕上げられています。
【磨き部分】刃先〜5ミリ程度
割り込み包丁の鋼の部分に相当します。
割り込み包丁はこの部分が錆びてしまいます。
研ぎ角度は15度を下回ります。おそらくは10度以下だと思われます。
鏡面をバフ仕上げで磨いており、「ストン」と言った切れ味を演出しています。
【刃先】
画像B |
この刃先+磨き部分がこの包丁のするどく長持ちする包丁を生み出しています。
「2010年9月発売」でありながら超ロングセールスを叩き出している貝印の代表的な包丁になっています。
グローバルやヘンケルス、京セラなどのセラミック包丁が研ぎに来られる中、この関孫六「ダマスカス」包丁の依頼は一丁も研いだことはありません。
かと言って「新品」のダマスカス包丁を研ぎ機にかけることは出来ません。
(研いでみたい!、が研ぐことが出来ない)
ジレンマに陥る今日このごろです。
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